テンプレート

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テンプレートとは、さまざまな書式設定情報を 1 つにまとめて、名前を付けたものです。Apache OpenOffice アプリケーションでは、各種のテンプレートを利用して、書式設定の操作を簡略化します。テンプレートの登録情報が変更されると、Apache OpenOffice ドキュメントの該当セクションも自動的に更新されます。このような機能を利用すると、たとえばテンプレートを変更して、すべてのレベル 1 ヘッダの表示フォントを一括変更する、などの操作が行えます。Apache OpenOffice では、ドキュメントの種類ごとに該当するテンプレートが自動判別されます。

Apache OpenOffice Writer は次のテンプレートをサポートしています。

  • 文字テンプレート
  • 段落テンプレート
  • フレームテンプレート
  • ページテンプレート
  • 番号付けテンプレート

Apache OpenOffice Calc は次のテンプレートをサポートしています。

  • セルテンプレート
  • ページテンプレート

Apache OpenOffice Impress は次のテンプレートをサポートしています。

  • 文字要素テンプレート
  • プレゼンテーションテンプレート

Apache OpenOffice で利用する各種のテンプレートは、com.sun.star.style.StyleFamily サービスに基づいて、StyleFamilies として管理されています。StyleFamilies にはドキュメントオブジェクトを通じてアクセスします。

Dim Doc As Object
Dim Sheet As Object 
Dim StyleFamilies As Object 
Dim CellStyles As Object
 
Doc = StarDesktop.CurrentComponent
StyleFamilies = Doc.StyleFamilies
CellStyles = StyleFamilies.getByName("CellStyles")

このサンプルコードでは、表計算ドキュメントの StyleFamilies 属性を用いて、使用可能なすべてのセルテンプレートの一覧を取得します。

個々のテンプレートには、インデックスを使って直接アクセスできます。

Dim Doc As Object
Dim Sheet As Object
Dim StyleFamilies As Object 
Dim CellStyles As Object
Dim CellStyle As Object
Dim I As Integer
 
Doc = StarDesktop.CurrentComponent
StyleFamilies = Doc.StyleFamilies
CellStyles = StyleFamilies.getByName("CellStyles")
 
For I = 0 To CellStyles.Count - 1
  CellStyle = CellStyles(I)
  MsgBox CellStyle.Name
Next I

1 つ前のサンプルコードでは、すべてのセルテンプレートをメッセージボックスに一括表示しましたが、ここではループを使って個別に表示します。

書式設定オプションの詳細

各テンプレートには、独自の書式設定属性が存在します。以下に、主要な書式設定属性とその説明箇所を示します。

書式設定属性は、ここでの説明に用いたアプリケーションにのみ限定されるわけでなく、より広範に利用されます。たとえば、「スプレッドシート」で説明するページ属性の大部分は、Apache OpenOffice Calc だけでなく Apache OpenOffice Writer でも使用できます。

テンプレートの使用法に関する詳細情報については、「文書ドキュメント」の「文字と段落属性のデフォルト値」を参照してください。


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